コピーライターの多くが遭遇する問題。それが「さすがコピーライター!」「それでもコピーライター?」ではないだろうか。
会話の途中で座布団一枚!的なことを言う。相手がすかさず「さすがコピーライター!」大したことを言っていないことは、もちろん自覚している。こんなことで褒められていいのかと恥ずかしい。そんなことも多かったのだが、近頃は微妙な様相を呈している。
先日焼肉を模して大豆でつくったものを食べた。いわゆるビーガン食である。ビーガン食でもおいしいものはたくさんあると思う。しかし、それはゴムのようでお世辞にも美味といえる代物ではなかった。思わずつぶやいた。
「俺はビーガンにはなれないな。俺がなるとしたら」間髪を入れずに切り替えされた。「コーガンでしょ」そこにはそれでもコピーライター?のニュアンスが含まれている。
以前友人とサッカーの話をしていて、「僕はアズーリ、君は」と振ってみた。間髪を入れずに「センズーリだろ」と切り替えされた。そこにはそれでもコピーライター?の色がありありだった。もちろん直接言われたことも何度もある。
コピーライターとはそんな宿命を背負って生きているのだろう。と、かっこをつけてみたが、結局私がいまだに小学生がちんこと言って喜んでいるのとかわらないからだと思う。