紋切り型のフレーズではなく、コピーも時には意表をつくことが大切だろう。意表をつくといっても、いろいろなタイプがある。先日友人と馬鹿話をしている最中、どんな時に意表をつかれたかという話になった。
数十年前、友人が地元のスーパーで買物をしていた。店内にラジオのこども電話相談室が流れる。何の気なしに聞いていたが、小学生からの相談に思わず吹き出したという。
小学生「おしりの穴には何本しわがあるのですか?」
コメンテーター「えっ?おしりの穴にしわですか?」
小学生「そうです」
しばしの沈黙が続く。
がちゃ
小学生は突然電話を切ってしまった。
おしりの穴のしわの数。真剣に相談したのだろう。真剣であるが故に、妙なお笑いパワーを生み出してしまうことがある。冷静になって考えてみたのだが、その相談は紋切り型ではなく、肛門切り型であろう。