迷うことなどない。それが屁だ!

人生には悩み悶える瞬間がある。しかし、この一点だけはこれからも一切迷うことなどないだろう。それは入浴中の屁だ。肛門がヨーヨーぐらいの大きさの風船になった感覚になり、いくつかの気泡が放出される。

湯中を上昇する気泡を手で包み込むように鼻に寄せる。泡が割れると屁にご対面だ。その時々で香りは異なる。確かに俺の屁だ。どこか愛しい気になる。浴槽には俺しか入っていないのに、それが誰か他のヤツの屁だったらどうだろう。愛しさなどかけらもない。というより、しょうもない超常現象であろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です