つい自由になりたいと口に出してしまうが、ほんとに自由な人には自由という概念すらいらない。こうでなければを吹き飛ばすために、横尾さんの作品に触れにいく。
世田谷美術館「横尾忠則 連画の河」

Y字路の時もそうだったが、郷里の川辺での同級生たちとの記念写真(撮影篠山紀信氏)を起点に展開される絵がこれでもかと続く。


思い浮かぶことは自重せずに定着させればいい。そう語りかけてくる。横尾氏の作品には笑いがある。

「太陽系をコントロールするメキシカン」というタイトルには思わず吹き出した。
作品に至る前のスケッチを見られるのも個展の楽しみ。