なぜ下ネタを言ったり書いたりやったりするようになったのか。ひとつは子どもの頃に大好きだったザ・ドリフターズの影響であろう。特に愛して止まなかったのが『ふんどし食い花』である。
ドリフのメンバーが探検している。赤い美しい花を見つける。それはふんどししか食べない貴重な花だった。加藤茶さんがふんどしを取り出して食べさせると、キレイなふんどしだったから食べた。しかし、志村けんさん他、汚いふんどしを食べさせると思いっきり宙に向かって吐き出すのである。
小学生であった私は、腹を抱えて笑った。その他にも様々なタイプの下ネタがあり、心の奥底に幸せなものとして刻み込まれた。
それが影響したのかはわからない。それまで下ネタを口走ることはなかったのだが、小学2年生の時友だちに「うちのインコに『にぎりっ屁』をしたら、インコが気絶したんだよ」と言ってみた。彼は凄まじく笑った。味をしめたのかどうか。半世紀以上下ネタを言ったり書いたりすることになる。
なぜそこまで下ネタに親しんでしまったのか考えることがある。特定の人を対象にしたり困惑させるためやセクシャルな下ネタを言うのでは無い場合。もちろんTPOや話す相手、下ネタに嫌悪感をしめす人へは最大限の配慮をしなければならないが、基本的なことを言えば。
『下ネタは誰も傷つけない』
そう感じているのだと思う。