長嶋さんが現役を引退されたのが、私が小学校6年生の時だった。当時の草野球少年にとっても、特別な存在だった。神というのも違う。ヒーローというのも違う。頭とカラダの中に常に長嶋さんがいて、微笑んで躍動している感じ。
幸運にも撮影で長嶋さんとご一緒することができた。氏がいるその場所が太陽になっている感じがした。もしも長嶋さんが営業になったら、日本一の営業成績だろうなと思った。高校時代からの親友がスポーツ新聞社の記者になり、長嶋さんを担当していたことがあった。その時の話を聞くのが好きだった。
その後王貞治さんとも撮影をご一緒することができた。憧れの二人にお会いできたのはなんと幸せなことだろう。