「今、世界は終わった」と思うほど臭い屁

あれはいつのことだったのか。「今、世界は終わった」と感じるほど臭い屁を嗅いだ記憶がある。その臭いが鼻から侵入してきた時、身動きができなくなった。血の気が引き、絶望が押し寄せてきた。身体は重くなり、しまいに腹が痛くなってしまった。

エレベーターの中だったのか、列に並んでいた時だったのか。それが思い出せない。思い出すと危険なので、脳が記憶を削除したのだろう。怖い物見たさという言葉があるが、あの屁だけは金輪際体験したくない。

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