二十歳を少し過ぎた頃。広告批評が主催していた広告学校に通っていた。通っていたといっても、講師の講義を聴いた帰りに年上の仲間と飲む方が楽しみだった。
天野祐吉氏の講義であったか。日本初のコピーライターは平賀源内と聞いて驚いた。歴史の時間に登場したエレキテルの人?その人がコピーライター?授業ではエレキテルを名前しか知らなかったのだが、調べてみるとそれは18世紀のヨーロッパで発明されたモノで、摩擦によって発生させた静電気を蓄えたり、放電させたりする装置らしい。日本に紹介し、復元したのが平賀源内。
日本初のコピーライターといわれる所以は、「歯磨粉 漱石香」の引札で有名な「はこいり はみがき 漱石香 歯を白くし 口中あしき匂いを去る 二十袋分入 一箱代 七十二文~」な呼び文句、そして土用の丑の日→うなぎを仕掛けたり。読んでいないが放屁論もある。日本のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれる多才ぶりには驚かされるばかり。
歴史が浅そうな自分の生業が江戸時代中期の人にまで遡れるのは面白い。