長く続けることを目標にしてきたわけではないが、気がつけば39年半たっていた。長いかといわれれば長いと思い、短いかといわれれば短いと思う。感覚としては長いと短いの中間か。
コピーライターの駆け出しの頃、買ったもので今でも持っているものは何か。まず思い浮かぶのはセイコーのスピリットという時計だ。その当時、広告をたまたま目にしたのだが、それが糸井重里さんの作とは知らなかった。
コップ一杯の水のような。
そのキャッチフレーズが好きだった。もうひとつ近い時期に同じくセイコーの時計を買った。今、タンスの引き出しの中にあるのだが、電池を替えれば動き出す。
その後有名キャラクターをあしらった時計や、カラフルなファッション系の時計も腕に巻いたが、壊れてしまった。高価な時計とはいえないものだが、さすがにセイコーは違う。
他に何かあるか。鉛筆もその頃買ったものが少し残っている。本もあるか。略礼服も今でも着ている。
探せば机の引き出しにいろいろあるのかもしれない。
AIの時代になったが、AIは私の思い出を知らない。