44年前につけていた自動巻き腕時計。400回振ったら動き出した。

親から腕時計を買ってもらったのは中学生の時。セイコーの5ACTUS。いつの間にどこかに消えてしまい、もうなくなってしまったのかと思っていた。先日母から捜し物を頼まれ、母の棚をのぞいてみたら時計があった。父の形見の時計は自分も持っているが、もうひとつあったのかと思い、手に取ってみると5ACTUSだった。

なつかしさがこみ上げてきた。あの形が好きだったので、たまにデッドストックが出ていないか探したりしていた。しかし、同じ種類のものはなかった。電池をかえれば動くかなと思ったのだが、考えてみたら電池交換をしたことがない。そうだ、自動巻きだった。

振ってみたが動きそうもない。それでも400回ほど振ったところ、急に動き出した。翌日観察してみたが、時間はくるっていない。さすがセイコーさんと思った。高級時計は物力が凄いとは思うのだが、買おうと思ったことはなかった。

これからは青春時代をともに歩いたこの時計と過ごしたい。

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