何十年も眺めている庭。それでも様々な発見がある。ミョウガの葉に蝉の抜け殻があり、そばに成虫がとまっていた。昨日見た時にはそこになにも無かった。素早く羽化したのだろうか。調べてみるとなるほどだった。
セミの羽化は、天敵(鳥など)に見つかりにくい夜の間にすべて行われます。土から出て飛び立つまで、トータルで半日(約10〜12時間)ほどです。
- 【18:00〜19:00頃】土から出て、木を登る
夕暮れ時、幼虫が地面の穴から出てきて、羽化しやすそうな木の幹や草の茎を登って足場を決めます。 - 【20:00頃】殻を破って出てくる(羽化の開始)
しっかり足場に爪を立てて固定すると、背中がパカッと割れて、白や薄緑色の神秘的な成虫が姿を現します。 - 【21:00〜23:00頃】殻から完全に抜け出し、羽を伸ばす
殻から抜け出してから、縮んでいた羽に体液を送り込んでゆっくりと伸ばしていきます。殻から出て羽が伸びきるまでの純粋な「羽化作業」自体は、2〜3時間ほどで終わります。 - 【夜中〜翌朝】じっと耐えて、体を乾かす
羽が伸びきった直後のセミは、体がゼリーのように柔らかく、まだ飛ぶことができません。そのため、さらに6〜8時間ほどその場でじっと待ち、風を浴びて体を茶色や黒く硬化させます。 - 【朝 6:00頃】大空へ飛び立つ
日の出を迎える頃には体も羽も完全に乾ききり、私たちがよく知るセミの姿になって力強く飛び立ちます。