それから四半世紀もたつのだが。小さなお花見イベントで私は乃木坂の公園にいた。都心の桜を愛でる。そんな主旨だったはずだ。テレビの素人芸で何度かみたことのある男が近づいて来た。突然、私だけにブランコを使った放送禁止の芸をかました。
なんだこいつはと思った刹那、その輩は
「俺は玉だけがデカい!」
といって、みたくもないモノを見せつけた。確かに玉だけが異様にデカい。まさに信楽焼のタヌキの置物状だった。輩は玉だけがデカいのが自慢なのか、玉だけしかデカくないのがコンプレックスなのかよくわからなかった。確実にいえること。それは。
美しい桜がけがされたということだった。