スズメバチの駆除人は美学を追究した

細い通路脇の椿にスズメバチが巣をつくってしまい、危険すぎるので保健所を通じて駆除を依頼した。刺されると大変なので部屋の中から到着を待つ。テレビで見る防護服を着て登場するものと思っていた。門を開けて入ってきた駆除人。

なんと!上は半袖の軽装。手に細長いちりとりと先に小さなハサミがついた棒状のものを持っているだけ。それで大丈夫なのか。襲撃されて刺されるのではないか。巣の位置を伝えると、窓の視界から消えた。そうか、そこで防護服を着るのか。再び視界にあわられた駆除人はスプレーを手にしただけで服はそのまま。狙いを定めると巣に吹きかけた。ほんの数分の出来事。

「終わりました。見てみます?」

玄関の扉をこわごわ開けるとちりとりの上に巣がのっていた。

「巣をキレイなままとるのが僕の美学なんですよ!」

あの軽装で美学まで追究しているとは。恐るべきプロフェッショナル。巣を割って中身を見せてくれた。

こっ、こんなにつまっていたとは。これからの季節、スズメバチは凶暴化していくらしい。この段階で駆除できてよかった。

巣はなくなっているのだが巣から出ていたハチが戻ってくる可能性がある。しばらくの間気をつけねば。コガタスズメバチだろうか。ほんとに恐ろしい。

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