生徒数、女子3:男子1の高校に入学すると。

私が通っていた高校は、創立から125年。昭和25年までは女子校。現在は女子が男子の約2倍。約2:1の割合になっているらしい。在学当時は女子3:男子1。つまり女子が男子の3倍だった。

家から歩いて通学できたことや、何となく穏やかそうな印象があることが選択理由だった。学力もちょうどいいかと思ったのだが、入学したらすぐに落ちこぼれた(勉強まったくせず)。

中学三年時の進学についての三者面談。担当の女教師に高校の選択理由を聞かれた時、わざと「女が多いから」と答えた。

「ふざけんじゃないわよ!」

母が同席しているにもかかわらず女教師は私の太もも横に膝頭で強い蹴りをかましてきた(当時それはモモカンと呼ばれていた)。見事にヒットし太ももがしびれた。今ではあり得ないことだろう。

高校は1学年9クラスだったが、女子クラス(通称女クラ)が4クラスあった。パラダイスのように聞こえるかもしれないが、決してそうではない。女子だけのクラスが4つ並んでいると、尋常ではないパワーがあるのだ。近づきたいかといえば、否とこたえる。

古典を選択していたとき、女クラに行って授業を受けなければならなかった。古典教師が妙に神経が張り詰めていたこともあるのだが、授業とその前後の時間で女子と話した記憶がまったくない。

昔はお嬢さん学校だったのだが、夏に女クラの前を通るとスカートをばさばささせ、内側に風を送っている姿を見たことがある。もちろん凝視はできない。他にも恐ろしいものを見てしまったことがあるが、それは衝撃が大きすぎて書けない。

高校最後の運動会(といってもあまり競技はしない)には男女ともに浴衣を着る行事があった。300名の女子生徒の浴衣姿。ほんとうに美しくキラキラ輝いていた。それだけでもこの高校に入ってよかったと思った。

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