女性教師は奈良の僧侶に言い返した。そういうことが教師と生徒の信頼関係となる。

「立てい~~!!!」

奈良の有名な寺の僧侶が天を切り裂くような怒声をあげた。巨体の僧侶は仁王像のようだった。

中学の修学旅行。寺を訪れ僧侶から説明を聞いている時だった。クラスの一人が座り込んでいたのだ。女性教師は僧侶に向かって負けじとどでかい声で言い放った。

「気分が悪くなったので私が座らせたんです!!!!!」

教師のあまりの迫力に僧侶が気圧された。教師は生徒を立たせることはせずに座ったままにさせた。

ほんの一瞬の出来事だったのだが、私は快哉を叫んだ。教師が生徒を守ろうとした場面。何十年もたった今でも鮮明に覚えている。

教師は高校進路についての母を含めた三者面談の時に、私が女が多いからその高校に行こうと思っているといったら、母がいるにも関わらず即ももかん(当時の呼び名・太ももを膝で蹴ること)を決めた剛の者である。

ももかんはともかく、教師との信頼関係はそのような時に生まれる。今一番会いたい教師は誰かと問われれば、間違いなくその教師の名をあげる。70半ばぐらいになっているだろうか。当時は独身だったが、今でもはっちゃけているのだろうか。変わらぬスピリットでぶちかましていて欲しい。

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