フルマラソンを6時間以上かけて完走すると、3時間で走る人から褒められる。

フルマラソンを一度だけ走ったことがある。20年以上運動をしていない状態。54歳過ぎての初エントリー。準備をしていたわけではなく、大勢の仲間と東京マラソンに応募してみたら、自分だけ12倍の競争率をクリアして当選。通知が来てからレースまであまり時間がない中での一か八かのチャレンジだった。

30キロ付近で両足が同時につりそうになった。その時出店ブースでサロンパスを配布しており、これをスプレーしたから大丈夫と強引に暗示をかけての完走だった。

5時間を切ることを目標にしていたが、タイムは6時間以上かかった。

何年間も毎日地道に走りマラソンに臨んでいる3時間ランナー2名と、別々に話す機会があった。私の半分の時間でゴールするなんて信じられないですよと伝えると、それぞれ同じ言葉を口にした。

「6時間以上走り続けたなんて凄い。俺はそんなに長い時間走れないよ」

そういう考え方もあるのか。もしも42.195キロを20時間かけて完走した人がいるとする。確かにタイムがどうのこうのではなく、そんな長く走る精神力と諦めない心を称賛するだろう。

物事はかように光を当てる角度で感じ方が違ってくる。

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