学生の頃、歳上の友人が言った。
「コバヤシくん、仮装大賞に応募しようよ」
考えたこともなかったのだが、その時は応募してみるのもいいかなと思った。すぐに頭に浮かんだのが「回る便器」だった。
便器の格好をした私が、洗浄音とともに倒れるまで回るというものだった。友人がよろこんでいたので応募してしばらくすると・・・。
番組の制作スタッフから電話がかかってきた。
「そんなもの飯時に流せるわけねえだろ!」
いきなり怒鳴られた。あれは誰からだったのだろう。局の人ではないと思う。わざわざ電話して恫喝口調で怒らなくてもいいだろう。ただボツにしてくれれば。
仮装大賞は好きな番組だが、1人の制作スタッフのせいで、40年もたつのに忘れられない出来事となってしまった。